カリオストロの城と言えば、ルパン三世の中でも特に有名な作品で年代問わず多くの方が何度も観ていますよね。
その中でも凛とした芯を持っているヒロイン・クラリスとルパンとのやりとりには胸をキュンキュンさせられます。最後、ふたりはお別れしてしまいますが、その後どうなってしまったのか気になる方も多いと思います。
今回は、ルパンとクラリスのその後に迫ってみたいと思います。
カリオストロの城の予告
こちらは昨年公開されたMX4D版の予告映像ですが、カリオストロの城は1979年公開されているので、実に40年近く前の作品なんですよね。まったく色褪せない魅力がつまったある意味すごい作品です。
ジブリでおなじみ宮崎駿氏の初監督作品としても度々テレビで放送されていますし、人気が高いことがうかがえます。
が、映画が公開された時はそれほど人気を博したわけではなく、徐々にファンを獲得していった作品だったようです。今の私たちには想像ができないですね。
カリオストロの城のクラリスのその後
今では人気のあるカリオストロの城ですが、続編などを見たことはありませんよね。クラリスのその後を探ってみると、映画が公開された1979年から4年後の1983年に「あれから4年…クラリス回想」という本が出版されていました。
あれから4年…クラリス回想 (アニメージュ文庫) [ アニメージュ編集部 ]
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この表紙絵はルパンと再会した時のクラリスが描かれているそうなのですが、このクラリス実は21歳。カリオストロの城の時のクラリスは17歳という設定で描かれていたんです。17歳ということは高校生ですし、ルパンのこともおじさまと呼んでいましたしね。
こちらの本に4年後に再会したルパンとクラリスのその後の話が載っていると思ったのですが、そうではなくて中身はファンブック的な感じでカリオストロの城の作り手のインタビュー記事やフォトブックのように楽しめるものになっています。ふたりのその後の話を期待して購入すると裏切られる内容のようです。
その後の物語については触れられておらず、ルパンとクラリスの再会のシチュエーションやどんな言葉をかけるのか、どんな話をするのかなどは観ていた私たちそれぞれに託されたんだろうなぁと。それぞれの心の中で思い思いの再会を果たしてほしいという思いが伝わってきます。
1983年に出版されてから今まで版を重ねてきているのも、カリオストロの城が多くの人に愛されている証拠なのかもしれません。
クラリスの声優は?
クラリスの声優は島本須美さん。当時24,5歳だったと思われます。島本さんはジブリ作品に数多く出演している声優の1人です。
クラリス以外を上げてみました。
- 風の谷のナウシカ:ナウシカ役
- となりのトトロ :草壁ヤス子役(サツキとメイの母親)
- もののけ姫 :トキ役(タタラ場の姉御気質な住人)
ナウシカはすごく好きなキャラクターですね。仲間や家族を大切にしていて、好奇心にあふれるアクティブで魅力的な女性だなと思います。
風の谷のナウシカは1984年に公開されているんですが、カリオストロの城の最後でルパンについて行かなかったクラリスの本当の思い(ルパンと一緒になりたい)は、何ものにも恐れない自立したアクティブなナウシカを描くことで昇華しているのかもしれませんね。
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