日々普通に生活していると、そんなに多くはないかもしれませんが、誰しも突然ピンチに立たされたことがあると思います。
今までの過去を振り返ってみると、自分はそのピンチをチャンスにできていたか、ネガティブをポジティブに考えられていたか後悔してしまう人もいるかもしれません。
今回は、そんなピンチをチャンスに変える方法、ネガティブをポジティブに捉える方法を綴っていきたいと思います。
ピンチをチャンスに ネガティブをポジティブに
この言葉をググっていただくとわかると思うんですが、SEKAI NO OWARI(セカオワ)の深瀬慧さんが言った言葉なんですよね。2年程前の全国ツアー中の発言らしいです。
「ピンチをチャンスに ネガティブをポジティブに」
すごくいい言葉だなぁと。
30数年生きていると、それなりにピンチもありましたし、そのピンチを乗り越える術も身につけてきました。自分で言うのもアレですが、根っからのポジティブ思考です。家族や友人からは考えなしとか楽観的とか言われますが(笑)
とここで、中国のことわざを1つご紹介します。
人間万事塞翁が馬
中国の故事に「人間、万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」ということわざがあります。
概略は以下の通り。
昔、中国の砦のそばにおじいさんが住んでいた。
ある日、おじいさんのかわいがっていた馬が逃げ出してしまったので、周りの人は気の毒に思っていたが、おじいさんだけは「これが幸いになるかもしれない」と平然としていた。
しばらくすると、その馬が仲間の馬をたくさん連れて帰ってきた。喜ぶかと思いきや、おじいさんは「これは災いになるかもしれない」と言う。
すると、おじいさんの孫が馬から落ちて足の骨を折ってしまう。周りの人がお見舞いに行くと、おじいさんはまた「これが幸いになるかもしれない」と言った。
間もなく、戦争が起き、村の若者は徴収され戦死。孫だけが足を怪我していたので戦争に行かずに済み、無事だった。という話。
要は、幸運だと思っていても災いになることがあり、災いだと思っていたことでも幸運の原因となり得る。幸不幸は予測できないものだ。ということなんですね。
これって、「ピンチをチャンスと捉えられるか」だと思うんです。
悪いことが起きた時、行き詰まった時、もうダメだと諦めそうになった時、暗くなって落ち込むんじゃなくて、今がチャンスなんじゃないか?とポジティブに考えてみる。
例えば、大好きなA君に告白して振られたら、もっと素敵なB君と知り合えるとか(笑)、会社で自分の企画がなかなか通らなくて、10回目にしてようやくできた企画が大成功するとか。
私も主人と出会った時がまさにそんな時だったので、人生って何が起こるかわからないなぁと。
ドリカムの好きな歌に「10000回だめで へとへとになっても 10001回めは 何か 変わるかもしれない」という歌詞があるんですが、今思うように結果が出ていなくても、必ず朝がくるように明けない夜はありませんよね。
『ユダヤ人大富豪の教え』をはじめとする多くのベストセラー本を世に送り出している本田健先生の著書にこんな言葉があります。
「最高の自分なら、これからどう生きるだろう?」
「どんな時でも、道は開ける」
引用元:ピンチをチャンスに変える51の質問 本田健著
ピンチをチャンスに変えられるかはアナタ次第だということですよね。
ピンチをチャンスに変える具体的な方法
私のコールセンター時代の話です。
独身の頃、コールセンターに勤めていた経験があります。少し特殊な部署で、こう言われたらこう言うみたいなマニュアルがあってないようなところでした。
基本的な部分はすぐに回答可能でしたが、私の持ち場は応用問題を取り扱うようなその場で答えが出ないことを問われるのがしょっちゅうで、コールセンターにもかかわらず折り返しが必須でした。5分で回答が出ないんですよ。毎日、時間との戦いで体はむしばまれていきました。
そんな時に対応したのが顧客のTさん。コールセンター内では1,2を争うクレーマーというか対応したくない人で有名でした。電話を取るなり、回答が遅いだの、なっとらんだの罵声を浴びせられ私はただひたすら平謝り。
内心「自分で受けた案件でもないのに。。。」と思いながらも「この状況はまずい!」と早急に対応する旨をTさんに伝え、一旦電話を切りました。急いで回答を用意し折り返すと、先ほどの怒りはおさまっていて、時間を置かずに回答したこともよかったようで、次から名指しで頼むと言われるまでに。
その時は「えっ!?」と思ってしまいましたが、話せばわかっていただける方でその後は良好な関係を築くことができました。最初は、対応したくない人ナンバー1でお叱りを受けたにもかかわらずです。この時、誠心誠意取り組めばわかっていただけるんだと実感しました。
もし何か、仕事でトラブルが起きてしまったとしても、そのピンチは誠心誠意、素直に取り組むことで道が開けるのではないでしょうか。もちろん、自分ひとりだけではどうにも対処できない時は、周りに助けを求めることも必要でしょう。
私があの時、適当にTさんの相手をしてしまっていたら、いまだにクレーマー気質のままだったかもしれません。
ピンチが起こったら、まずは目の前のできることに全力で取り組むことが大切ですね。
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