NHK大河ドラマ「西郷どん」が放送されると鹿児島弁(薩摩ことば)がわからないとSNSを中心に話題になりましたが、元鹿児島人としては確かに!と思うことがたくさんありました。
というのも、現在は熊本に住んでいるのですが、標準語だと思っていた言葉がことごとく鹿児島弁だったことに気づかされた経験があるからなんです。
今回は、西郷どんの鹿児島弁(薩摩ことば)「ひったまがった」の意味や使い方を解説しながら、他の鹿児島弁についてもご紹介していきたいと思います。
西郷どんの鹿児島弁(薩摩ことば)「ひったまがった」の意味や使い方
まずは、「ひったまがった」から見ていきましょう。
「ひったまがった」とは、「すごいびっくりした」という意味で、「ひったまがる=すごいびっくりする、たまがる=びっくりする」と驚きを表現する言葉です。
接頭語の「ひっ」に「とても、すごい」という意味があるが、「ひったまがる=たまがる」という使い方もしていて、「ひったまがった=びっくりした」という意味で使っていることが多いです。
子供が親を後ろから「わっ!」と脅かした時などに、親:「ひったまがったぁ。」と使うようなイメージですね。父が使っていたのを思い出します。
その他の鹿児島弁(薩摩ことば)の意味
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- いったきもんで
意味:行ってきます
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- やぞろし
意味:騒がしい
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- おはん
意味:あなた
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- わっぜぇか
意味:とても、すごい
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- おじゃったもんせ
意味:いらっしゃいませ、ようこそいらっしゃいました
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- いけんすいけ(いけんすっと)
意味:どうするの?
要は、「すごいセールだよ!安いよ!」ということをアピールしているんですね。それが普通だったので、鹿児島に行くと音だけで懐かしくなります。空港とか駅で話している人のイントネーションだけですごく懐かしくなりますね。
他にも鹿児島独特の言葉として、
- 黒板消し=ラーフル
- 青あざ=つぐろじん
鹿児島弁の落語はわかる?
今の若い人はわかりませんが、鹿児島県人なら鹿児島弁の落語を一度は聞いたことがあると思います。
幼い頃に車のオーディオで父が聞いていたことがあって(当時はまだカセット)ドライブ中に家族で大笑いするなんてことがよくありました。今でもクスッと笑えてしまうんですが、他県の人には鹿児島弁が結構というか全くわからないなんてこともあるようです。
機会があれば、聞いてみてください。
大河ドラマの「西郷どん」以上にきっとわからない言葉だらけなんでしょうが、年配の鹿児島人同士の会話もどこか知らない国の人がしゃべってるんじゃないかってくらいわからないみたいです。
今の鹿児島の若い人は、ここまで鹿児島弁をしゃべる人は少ないようですが、それでも独特のイントネーション(私も含めて)があって、私は好きな感じなんですよね(*^-^*)
今の私はというと、鹿児島のイントネーションと熊本弁が混じってしまって不思議な感じになってるようです(笑)
リアルタイムではなかなか難しいので、録画や再放送を楽しみにしたいと思います。今後の西郷どんの鹿児島弁に要注目ですね!
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